10月22日の午前11時より副山首上人御導師の許、
お会式及び支院開堂60周年記念法要が執り行われました。
この日を目指して関哉法尼様始め運営委員一同で準備を重ねて参りました。
1週間前からは奉仕者と役員が一致協力して準備にあたりました。
連日の奉仕にもかかわらず皆さん、弱音を吐く人もなく笑顔で懸命に取り組みながら、
天候の回復を願いお題目を唱えながら奉仕作業を行いました。前日の夕方には雨が
降り出し折角の「くす玉」もビニール袋をかぶり風に吹かれて大きく揺れていました。
天気予報は雨マーク「皆で明日を晴れにしよう」と語り合って帰宅しました。
当日の朝はどしゃ降りだった雨が止んできました。不思議だなと皆さんで喜び合いました。
山首上人様そして先師先哲のお徳を頂けたものと心から感謝いたしました。
10月は運動会等の学校行事と重なり子供さんの数が少なく心配していましたが
大勢のご参詣を頂き、午前10時45分より越天楽が流れる中、午前11時より
記念法要が始まりました。師衆昇堂が始まり、お上人方のお題目が後方より聞こえてきます。
散華が舞い緊張感が高まり粛々と法要は進められていきました。
物故者追悼の代表焼香の後、信者さん一人一人お焼香をされて記念法要は終了致しました。
法要の後、関哉法尼よりご挨拶がありました。60年間を振り返りながら
「御開山上人様、山首上人様の慈悲のおかげで今日の私があります。
今後とも皆さんと共に御法の縁の輪を広げていきましょう」とお話をされました。
続いて副山首上人様より御法話を拝聴させて頂きました。
「あきらめず、努力を続け今を懸命に生きることが大切です。運が良いと言うことは
努力すること、いつも笑顔でいること、謙虚でいること、心が若いこと、
即ち人のために尽くすことが自分に返ってくるのです。と例を取り上げて分かりやすく
お話を頂きました。続いて特別加持が行われ罪障消滅、身体健全の祈祷を
一人一人して頂きました。次に玄関前に於いて記念のセレモニーが始まりました。
記念の花束贈呈・くす玉開き・鏡開きが続いて行われました。
子供達による花束贈呈では三人が「おめでとうございます」と声を揃えて子供達の手から
副山首上人様、鈴木修徳上人様、そして関哉法尼様に花束が手渡され境内の皆さんから
「おめでとうございます」と祝福を受けられました。
次はくす玉開きです。副山上人様、鈴木修徳上人様、関哉法尼様の「よいしょ、よいしょ」の
かけ声で、くす玉が開き中から「高槻支院開堂六十周年」と「関哉法尼法縁六十年」の
垂れ幕と共に紙吹雪が舞い歓声があがりました。
次は鏡開きです。境内の皆さんのお声が一段と高くなり「よいしょ・よいしょ・よいしょ!」
の3回の掛け声で見事に樽が開き、樽酒が配られて乾杯の準備です。
副山首上人様に乾杯の音頭を取って頂き「高槻支院開堂六十周年」を祝うと同時に
「関哉法尼法縁六十年」を祝い益々のご健康とご活躍を祝して乾杯の発声が境内に響きました。
「おめでとうございます」の声と共に拍手が沸き上がり一転して祝賀ムードに包まれました。
いよいよバザーの開店です。うどん、関東煮、三色だんご、赤飯、飲み物、コーヒーとお店では
奉仕の方々がスタンバイして笑顔で待ち受けておられます。バザー券を手にどのお店の前も
賑わっています。特にうどんの前は列ができて担当の方々は汗を流しながらの奮闘ぶりでした。
研修棟の中では家族連れや、信者の方と初めてお寺に来られた方、久しぶりの方など、
様々で賑やかな雰囲気の中で食事を楽しんでおられました。
バザーも閉店となり信者さんは記念品とお供養を頂かれて「ありがとうございました」と
笑顔を残して帰路に着かれました。後片付けも若い人達が率先して一生懸命、
最後までお手伝いして頂き短時間で終えることができました。また他支院より早朝から遅くまで
「うどん」でご奉仕をされ、片付けまでお手伝いを頂き有り難うございました。
他支院との絆も深まった一日となり皆さんにも感謝されていました。
準備段階から天候など心配が一杯ありましたが予定通り無事に記念行事を終えることが出来たのも
先師先哲、山首上人様のご守護のおかげと感謝いたします。また信者皆さん一人一人が功徳を
積もうとする気持ちが自然に行動に現れる素晴らしさを感じさせて頂きました。
これからも親切と感謝の気持ちを忘れず、人に喜びを与えられる徳積みをしていきたいと思います。
( 通 信 員 )